みなみプロショップ
メジャーリングについて
たいてい初めての方は、メジャーをドリラーに任せっきりにすると思います。
良いドリラーと出会えたらいいですが、そうでなければ堪りませんよね?
よって事前に、ある程度の知識は持ち合わせておきましょう。
プロショップとありますが、注文は承っておりません(;^_^A
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メジャーリング / スパンを決める / ホールサイズを決める / ピッチを決める / ドリラーについて

■ メジャーリング ▲ Top
さあ、ボールを購入したら早速ドリル…なんですが、 ドリルをする前にあなたの手の様々なサイズを測ってもらいましょう(この作業をメジャーリングと言います)。
と言うか、これをしないとあなたの手に合ったボールは作れません。
ここでミスると、出来上がったボールはあなたの手に合わないものになってしまいます。
メジャーリングはドリラーが主導で行います。
基本的には任せておいていいですが、メジャーリング中、ドリラーに「これはどうですか?」「ちょうどいいですか?」と聞かれたり、
「これでいいでしょう」と「これで大丈夫です」と言われても、よく分かりませんよね。
よって、ある程度勉強した上で、メジャーしてもらうことをオススメします。
メジャーリングは、メジャーボールを使うのがオーソドックスなやり方です。
以下で説明するピッチを測れるものもあるそうですが、
そんな先進的で便利なツールを導入しているセンターは、たぶん少数派です。
たいていは、メジャーボールでサイズを測り、ピッチ等はドリラーの裁量で決まります。
なので、良いドリラーに出会えるかどうかが重要なのです。
2球目以降の場合、今使っているボールのピッチを知っておくと、
次にどうしたいかを注文(相談)できるので、必ず把握しておきましょう。
↓メジャーボールの写真がこちらのページにあります。
まじぽらんのボウリング辞書 4321 メジャーボール
■ スパンを決める ▲ Top
一般的に、スパン(中・薬指と親指との距離)を最初に測ります。
右投げか左投げか
左と右ではレイアウトはもちろん、以下のメジャーは全て左右全くの逆になります。
ミドルスパン(サムホールとミドルホールの間の長さ)
親指の穴と中指の穴の間の距離を測ります。
ここで、リスタイやメカテクターを着けている人は、必ず装着して計測して下さい。
リスタイ類を着けると、リスト(手首)が固定される影響で、素手で測った時よりスパンが短くなります。
リスタイの種類(固定範囲)にもよりますが、だいたい1/8〜3/8インチ短くなります。
リラックスして肘の高さで計測します。高すぎたり低すぎたりすると誤差が出ます。
まず親指を入れてから、メジャーボールを両手で抱えて(手首はまっすぐ伸ばして下さい)、
中指、薬指は入れずに、伸ばしたままにします。
穴の入口の角が、中指の第1関節より付け根側に1/4インチ(約6mm)行った所に合えば、それが適正スパンです。
適正スパンを見つけたら、今度は中指、薬指をしっかり穴に引っ掛けてから親指を入れます。
関節を伸ばす為に、メジャーボールを持ってスイングしてみることをお勧めします。
関節が伸びきった状態で測ったスパンが適正スパンになります。
もちろん、緩かったりきつかったりしたら微調整します。
感覚的には、ちょっと突っ張り感のあるサイズより1つ短いサイズで、
3本の指が穴の側面にフィットし、しっかりグリップできればいいでしょう。
ボールをぶら下げる様に持ってみて、ペンが1本分入る程度の隙間があればOKです。
ただ、初めて第1関節で持つ方は、関節(特に第2関節)が伸びていないので、本来の適正スパンより短めになると思います。
慣れてくると関節が伸びてやや短く感じるようになる場合がありますが、
それは仕方のないことなので、初めての場合は、無理をしてスパンを長めにしない方がいいでしょう。
リングスパン(サムホールとリングホールの間の長さ)
親指の穴と薬指の穴の間の距離を測ります。
基本は、ミドルスパン+1/8インチです。
ただ、中指と薬指の長さの差は人によって違いますので、正しく測るなら、ミドルスパンと同様に計測するか、以下の式で導出します。
リングスパン = ミドルスパン + (5/16-中指と薬指の第一関節の差)
注: 中指と薬指の第一関節の差は、ボールの曲面に手を合わせて計測すること。
ブリッジ(ミドルホールとリングホールの間の長さ)
中指の穴と薬指の穴の間の距離を決めます。
長さが短い程回転(フック)が掛けやすくなると言われてますが、基本的に1/4インチです。
フィンガーグリップを装着する場合、これがどうしても長くなってしまうので、1/4インチがベストであると言えます。
ただし、1/4未満にして中指と薬指の穴が貫通してしまった場合、ブリッジ不足が原因としてメーカーは補償してくれません。
■ ホールサイズを決める ▲ Top
次に、ホールサイズ(各指穴の入口の大きさ)を測ります。
サムホールサイズ(親指の穴の大きさ)
親指穴の入口の大きさを測ります。
親指はきっちり付け根まで入れて計測します。
大きめのサイズから順に、指を自然に真っ直ぐ伸ばしたまま出し入れしてみて、
ちょっとでも引っ掛かり感が出たら、その穴から1つ大きいサイズ(+1/32インチ)が適正サイズとなります。
サムホールはやや緩く抜けやすい方がいいので、その前後のサイズで適宜判断します。
感覚的には、親指を回してみて、第1関節が穴の壁に触れるか触れないか位が、ちょうどいいサイズです。
ミドルホールサイズ(中指の穴の大きさ)
中指穴の入口の大きさを測ります。
中指を第1関節の所まで入れてみて、そこでサイズがぴったりなら、それが適正サイズとなります。
フィンガーグリップを装着する場合は、若干引っ掛かり感があっても、軽く押し込んでみて、第1関節を通過すればOKです。
ただし、初心者やフィンガーグリップを装着しない場合は、指に負担が掛かりやすいので、
無理をせず1つ大きいサイズにして余裕を持たせた方がいいでしょう。
リングホールサイズ(薬指の穴の大きさ)
薬指穴の入口の大きさを測ります。
基本的に中指と同じです。
ただ、中指のフィット感よりも少し緩めの穴を選んだ方が、手指への負担は少ないです。
デプス(穴の深さ)
各穴の深さを決めます。
一般的には、サムホールが約2-1/4インチ、ミドルとリングホールが約1-1/2インチでいいでしょう。
必要なら、ボウラーの指の長さやウエイトバランスの調整目的で前後させます。
■ ピッチを決める ▲ Top
ピッチとは、ホールが開いている向き(角度)のことで、「0(ゼロ)ピッチ」はボールの中心に向かって開いています。
バーティカルピッチは上下方向(手の平中央側に向くとフォワード、逆はリバース)の角度を、
ラテラルピッチ(サイドピッチ)は、左右方向(レフトとライト)の角度を表します。
これらに関しては専門的なのでドリラーに任せればいいですが、これらを決定する指標として、 親指は抜きやすい方がいいかどうか、このボールは自分にとって重いかどうか、フックさせたいかどうか等は伝えた方がいいでしょう。
バーティカルピッチ
バーティカルピッチは、リリースタイミングを調節するもので、ほぼスパンで決定されます。
スパンが長い程、又ホールサイズが大きい程、リバース方向にピッチを入れる訳ですが、 このバーティカルピッチに関しては、基本的にはさみ角度が55度になるように設定します。
この55度という角度は、持ち易く抜け易く、今現在最良とされる角度です。
但し、これはきちんと持ってきちんと抜くことが前提で、大抵の方はこれでいきなり投球するとサムが上手く抜けないと思います。
これはボールを握ってしまっている、リリースタイミングが悪い等、つまりフォームが良くないからで、
正しいフォームで投球できていれば、この55度角でピッチを設定するとちょうどいい筈なのです。
(現実はリバース気味に設定して、抜け易くすることが多いのですが…)
尚、フィンガーグリップには、それ自体に予めフォワードピッチ(1/8インチ)が入っているので、 装着する場合はそれも考慮に入れる必要があります。
下表は、総支配人の独断と偏見に基づく(笑)バーティカルピッチチャートです。
基本的に、初めてボールを作る方(入門〜中級者)向けで、スパンが短いほど指が抜け易い設定となっています。
上級者の方は、自分自身の感覚を大事にしてもらって、下記の但し書きを参考に調整して頂くことをお勧めします。
Yanchang オリジナルバーティカルピッチ表(左:サム、右:ミドル)

ラテラルピッチ(サイドピッチ)
ラテラルピッチは、フィット感やローリングトラックを調節するもので、
その人の関節の柔らかさや曲がり具合によって決定されます。
大抵ライト方向に入れますが(左投げならレフト)、ライトに入れることで持ち易く(フィット感が良く)なり、
ターンも自然となり、ローリングトラックが外に出る傾向が生じます。
要はフックさせやすくなる(セミローラーかスピナーになる)訳です。
フックさせたくない(フルローラーにしたい)場合は振り方を抑えて、ターンが上手くできない方は逆に大きめに振ります。
下図は、総支配人の独断と偏見に基づく…(笑)のラテラルピッチ導出法です。
尚、フィンガーのピッチは平行ゼロ方式で表示しています。
中心ゼロ方式(サムのピッチと同じ表示方式)は以下の式で導出します。
どちらの方式を採用しているかは、センター(ドリラー)によって違うので注意が必要です。
中心ゼロのラテラルピッチ
= ( ホールサイズ / 2 ) + ( ブリッジ / 2 ) + 平行ゼロのラテラルピッチ
注: ミドルならレフト方向、リングならライト方向へのピッチ。
Yanchang オリジナルラテラルピッチ導出法

【補足】 ピッチを変える時の注意
ラテラルピッチとバーティカルピッチとの相関関係には一定の法則があります。
何かの理由で、ラテラルピッチかバーティカルピッチを変える必要が生じ、
しかも、リリースのフィーリングをそのまま自然に保ちたいときは、応用することができます。
しかしこの場合、多少の球質の変化が現れると考える必要があるでしょう。
ポジティブ(ライト)方向のラテラルピッチ+1/8に対し、
フォワード方向にバーティカルピッチ+1/16の変化をさせることで、
フィーリングを保持することができます。
■ ドリラーについて ▲ Top
ドリラーとは、ボールに専用ドリルで指穴を開ける技術者のことです。
ボールの穴はただ開ければ良いというものではなく、ボウラーの手の大きさや指の太さ、柔軟性等を総合的に分析し、
各個人の手に合わせた掘り方をする必要があります。
また、ボールについての知識を有していたりや、ボウラーの投げ方に合わせたドリルができるかどうかも、ドリラーのスキルの1つです。
上達するには、良いドリラーを見つけることが必要条件であると言ってもいいでしょう。
しかし、そんな高い技術をもち、かつ良心的なドリラーは数が少なく、多くの人にとって良いドリラーを見つけるのは難しいのが現状です。
ボールにルールがあってドリラーに資格がないのはおかしい、ということから、
1999年4月からJBC(財・全日本ボウリング協会)による公認ドリラー制度がスタートしています。
公認ドリラー登録者にドリルしてもらった場合、「ボール検査合格証」を発行してもらえます。
これがないと参加できない競技会もあります。
実際にドリルしてもらわないと判らないですが、
注文時の対応を見て、良いドリラーかどうかをある程度探ることができます。
そのポイントをいくつか列挙してみます。
- プロだったり公認ドリラーだったり、肩書きは一切気にしないで下さい。
特にプロは、プレーのプロであって、良いドリラーとイコールではありません。 - ボウリングに情熱を持っているかどうか。
顧客が楽しく、また良い結果が出るようにしたいという真摯な思いがあるかどうか。
こちらが素人でも、話をしている内に自ずと判ってくると思います。 - 投球を見てもらうのが一番ですが、それができない場合、顧客の情報を詳細に知ろうとするかどうか。
- 顧客の希望や相談を丁寧に聞き、共に考え答えを導き出そうとする。決して押し付けない。
2球目以降のドリルの場合、現在使っているボールがベースになります。
必ずドリラーに見せましょう。全く白紙の状態でメジャーしてもらう場合でもです。
微調整で済むなら、中級者なら1/8インチ前後で、上級者なら1/16〜1/8インチで収めてくれると思います。
素人とは違い、ある程度分かっていることがあると思うので、
臆することなく、日頃の疑問や現状の不満があれば、それをぶつけてみて下さい。
完全に任せるよりは、その方が色々な意味で良い結果が得られると思います。
その他、ドリラーに伝えるべき情報を以下に列挙します。
- 主に使用するレーンコンディション
- 球速と回転のどちらが強いか
- ボールの軌道のイメージ(走って切れる、ゆったり曲がる等)
- ローリングタイプ(スピナー、ローローラー、ハイローラー、フルローラー等)
- PAP(ドリルレイアウトとカスタマイズを参照)

おことわり 
私 Yanchang は、ドリルに関する基礎的な知識や技術を有しておりますが、公認ドリラーではありません。
よって、ここで紹介している事項は、あくまで参考としてご覧頂きますようお願い致します。

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